約 2,552,092 件
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/245.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 お題 神 開催期間 03/11/05~03/11/16 参加作品数 26 審査員 4人 本スレ 9の678-755 議論スレ 7の592-599 【チャンプ】 愚痴(いかいか):5点 【準チャンプ】 自称・神との会話:4点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 679-681 神様になりたい - 1 684 -落葉拾い- - - 685 死について - 1 686-687 Lammtarra - - 688 線 - - 689-691 自称・神との会話 - 4 692 (君は僕の神様だから) - - 693-694 めがみさま ごめんなさい - 2 696 仏陀inゴールデン街 - 2 697 臨死体験 - 3 698 祈り - - 699-702 愚痴 いかいか 5 703-706 チェリー ダストキャット 1 711 null-strings - 1 714 生まれた生きた… - - 716 神様の有給 - - 717 小さな神様 - - 718-720 いん クロラ 1 721-724 衆生 大木人 - 725 /ベゴニア - 1 727 たとえばラジオのようなもの - 1 728 海 - - 730,738 f (re-write) ame - 731,735 *町とアラームと雨とワルツと天国* ウノ 3 732-733 苦しいときに神頼みする者への詩 - 2 734 今 - - 【審査員】 はから~ミゅ☆ ◆xJjLgw4V6I ななほし ◆lYiSp4aok. Canopus ◆DYj1h.j3e. ame ◆yUHAxrOw2c 【採点レス】 739 名前:はから~ミゅ☆ ◆xJjLgw4V6I [sage] 投稿日:03/11/13(木) 00 42 ID fIEVtYuc New!! 732-733 2点。 744 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/11/15(土) 07 24 ID c+v76mzz New!! 3点 697 :臨死体験 :03/11/08 23 23 ID 754foeIB 2点 689 :自称・神との会話 1 :03/11/06 13 59 ID uWlRkyIS 2点 693 :めがみさま ごめんなさい(1 :03/11/07 20 33 ID EKw+twiO 2点 699 :愚痴1 :03/11/08 23 57 ID o4JJUX93 1点 679 :神様になりたい 1 :03/11/05 17 23 ID GXYaA+lv 1点 685 :死について :03/11/06 02 23 ID au2GkXrT 1点 711 :null-strings :03/11/09 17 29 ID 6J6K2Xw/ 1点 725 :/ベゴニア :03/11/12 00 13 ID 7rjwqq9W 746 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:03/11/15(土) 21 36 ID aK+i8Z/c New!! 3点 731 735 *町とアラームと雨とワルツと天国* 1点 696 仏陀inゴールデン街 703-706 チェリー 718-720 いん 727 たとえばラジオのようなもの 747 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:03/11/16(日) 21 55 ID Wy1lZ32k New!! 3点 699-702 愚痴 2点 689-691 自称・神との会話 1点 696 仏陀inゴールデン街 作品 ■▲▼ 神様になりたい 679 名前:神様になりたい 1 [sage] 投稿日:03/11/05(水) 17 23 ID GXYaA+lv New!! 僕のお父さんは 首にロープを巻きつけて神様になった それからというもの お母さんは口を聞いてくれないし ご飯も食べてないみたいで 部屋に閉じこもって 僕は庭で捕まえた虫でさえ 口にする日々 夫は首をくくったわ 私はすべてを耐えたわ それまでの日々も 彼の醜い姿にも まさか先に逃げられるなんて 思ってもいなかったわ あなたとの息子は庭で虫を食べてるわ 私はというと そうね、あなたのように首をくくるロープさえ 愛しい日々だわ 680 名前:神様になりたい 2 [sage] 投稿日:03/11/05(水) 17 23 ID GXYaA+lv New!! 神様へ― いや、お父さんへ 前みたいに抱っこしてほしいのに 太陽の温度をあげたのは お父さんだよね 写真立ての中のパパに 羽が映ってるもの 卑怯者のあなたを許さないわ 私とあの子を置いて 一瞬の現実逃避だとでも思ったの? あなたはすべてを置いていったのよ 写真立ての中のあなたを見て思うわ 本当に死んだのね 681 名前:神様になりたい 3 [] 投稿日:03/11/05(水) 17 24 ID GXYaA+lv New!! お父さんへ― お母さんなんだけど 呼んでも揺すっても あの声を聞かせてくれない クセのある声だよね お母さんまでいじわるして お母さんへ― お父さんと一緒に神様になったんだね 2人で空に住んで 僕には神様になるだけの力がないんだよね だってもう息苦しい だってもう息苦しい 神様― 神様― 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ -落葉拾い- 684 名前:-落葉拾い- [ ] 投稿日:03/11/06(木) 00 50 ID zxKhcokj New!! 偉大すぎて 書けない せめて 足跡のない 在所から ふってきた 神様の おとしもの ひろいに いきます 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 死について 685 名前:死について [] 投稿日:03/11/06(木) 02 23 ID au2GkXrT New!! 神は死んだらしいが、 俺はまだ死んでない とゆうか、 死に対する恐怖、生にたいする執着は 刷り込まれた束縛で、死なせてくれない 真の自由人たちは 今日も彼への服従から解かれ 電車が遅れる 「えー・・・・ゴホン え 人身事故により、ただ今電車は・・・・」 おい人身事故ってなんなんだ? 自殺ですと言えよ ラッシュアワーに覚醒する人間のために 「えー・・・・ゴホン え 長らくお待たせしました・・・・」 ゴトン ゴトン 動き出し、彼の血糊を踏んだころ 窓の外の作業員はもういなかったが 俺は あいかわらず時計を気にしている 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ Lammtarra 686 名前:Lammtarra 1 [] 投稿日:03/11/06(木) 02 53 ID klvqT2p6 New!! 仏教の幼稚園 キリスト教の高校 絶対的に異なるふたりの神を経た僕は どちらを信じればよいのかわからない さらには 受験を通して「学問の神様」に出会う 菅原道真 比較的新しい神様である 部活を通して「野球の神様」に出会う これは衝撃的だった 名前が 無いのである 道端で逢った ただの道端ではない 狭いといっても意外と広い 日本の中でも有名ではない温泉の町の 寂れた道端で あの偶然の再会から 僕達の関係が始まった事を 今になって思うと 偶然ではないのかもしれない 簡単に言ってしまうと運命なのかもしれないね 僕はどこかで結局 神様を見切っていたのだろう だって釈迦もキリストも 僕からおじいちゃんを奪っていったし 菅原道真には 志望校を落とされたから ただひとり「野球の神様」を除いて 僕は神様を信じなくなっていた 687 名前:Lammtarra 2 [] 投稿日:03/11/06(木) 02 55 ID klvqT2p6 New!! でもおそらく それが答えだったんだ 神様は実在したものではないんだ 僕と君が偶然出逢って その出来事に今感謝した時にわかった 神様は僕が感謝の気持ちを向けている 簡単に言うと「運命」とかいう 得体の知れない何かなんだ 僕はこの先も 得体の知れない何かに 背中を押されながら生きていく そしてその行動に対する 感謝の気持ちは多分きっと 後から気付くものなんだ 夜空に輝く星のように 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 線 688 名前:線 [sage] 投稿日:03/11/06(木) 05 06 ID tpzNf/9D New!! 聖堂の中 皺をあわせて祈る 許しを乞い 救いを求め 目をつぶって 親友の後ろ 恋人の後ろ 最後の心の境界線 神 それを心の懐に入れて 目まぐるしく動く町で過ごした ある日の不幸 自分の古巣が炎で黒く乾いた 気付いていなかった 目を開けてすらいなかった 頼るばかりで 求めるばかりで 何もしなかった自分に 祈りは報告と懺悔だけにしよう 見守ってくれるだけでいい 後ろの境界線は スタートラインだ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 自称・神との会話 689 名前:自称・神との会話 1 [] 投稿日:03/11/06(木) 13 59 ID uWlRkyIS New!! はぁ? 「ま、こういう訳だ」 いやいやいや、ちょ、ちょっと待て 「なんだ?」 お、お前今、なんつった? 「え、だからぁ、実は俺は神だったのだ!」 ・・・それ、ギャグ? 「ギャグじゃねーよ。マジ。マジで俺は神。マジ神」 マジ神って、おい、何言ってんだお前 「まあ、信じられねーとは思うけどな」 信じられねーよ! 「お前が俺を神だと信じられないのも、 神である俺はお見通しなんだよ な、俺ってやっぱ神だろ?」 ・・・医者行こう。ついてってやるから 「はぁ?なんで? 俺悪いところないよ。健康だよ」 頭がおかしいんだよ。精神病院行ってこい! 「ははぁ、さてはまーだ信じてないな?」 えーと、イチ、イチ、キュ・・・返せよ携帯 「今、救急車呼ぼうとしただろ」 いいから携帯返せよ 690 名前:自称・神との会話 2 [] 投稿日:03/11/06(木) 14 00 ID uWlRkyIS New!! 「迷惑だろ、こんな夜中に イタ電で救急車呼ぶなんて」 イタ電じゃなくてマジなんだがな・・・ 「お前が俺を神と信じるまで、 この携帯は没収!」 ざけんじゃねーぞてめー! 「えーと、メール、メールの最新は・・・ おい、これ一昨日の合コンの西山さん?」 返せよ! 「すっごく楽しかった また一緒に飲もうね・・・ 今度は2人で・・・おいおい、なんだこりゃあ」 読み上げるな!返せ! 「ふーん、おまえこんなことしてるんだ」 てめマジ殺すぞオイ返せよ 「お、そんな口きいていいの? メモリのオールクリア・・・」 いやそれは勘弁してください 「返してほしい?」 ・・・返してください 「俺を神だって信じる?」 チッ・・・信じます 「おいおい神様に向かって舌打ちか?」 ・・・すいませんでした 「よし、許す。で、で、信じる?俺を信じる?」 信じます 「もっと大きい声で」 信じます! 691 名前:自称・神との会話 3 [] 投稿日:03/11/06(木) 14 01 ID uWlRkyIS New!! 「よーし、では神である俺からお前に 携帯を授けよう・・・ってえ、何すんだよ」 馬鹿かおめぇ!何が神様だよ 「いや、だって今信じますって・・・」 嘘だよ!誰がお前みたいな奴神様だって信じるかよ 「お前騙したのか!?神である俺を・・・」 コンビニでバイトやってる神なんているか馬鹿! 神が茶髪でピアスあけてるのか? 人の携帯奪ってゆする神様なんているわけねーだろ! 「お前、今自分が何言ってるかわかってるのか? 神に対する冒涜だぞ」 知るかバーカ、死ね! もう絶交だ!帰る! その瞬間、俺は雷に打たれて死んだ そして今、「神を冒涜した罪」で地獄に堕ち、 鬼たちの責め苦を受けている しかし俺は、未だにあいつが神だとは思えない 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ (君は僕の神様だから) 692 名前:(君は僕の神様だから) [sage] 投稿日:03/11/07(金) 00 31 ID QuKsx3Jm New!! 髪の毛しばって洗濯 神経過敏・敏感肌 自分の髪にさえ刺激されるんだろう ああ何かを信じつづけるにはイケニエ が必要で だからむしろ神様を持ち出すお前は正常だろう そうさ俺の心が ナ ナ メ に走り出す 叫んでみてもいいぜ淋しいだけの心なら埋めてやる 信仰は信じるよりも信じたい心の方で ヨリソイタイだけならこっちへ来いよ 神様ごっこがしたいならいいぜ演じてやる お前は対象を掏りかえればいい 俺が洗濯と選択を引き受けよう お前の髪の毛を束ねる俺の指先に希望を見ろ 感じたいんだろう涙を流して 理解と共感の先を夢見たいんだろう さあ委ねろ身を任せろ お前はお前の心のままで俺が君臨してやろう 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ めがみさま ごめんなさい 693 名前:めがみさま ごめんなさい(1 [sage] 投稿日:03/11/07(金) 20 33 ID EKw+twiO New!! 女神さまには ずいぶん会ってない なんだか決まりが悪くって ちょっと会う気にならないんだ 最後に会ったのはいつだったっけ そうだ 大塚の風林火山だった 確かもう 13年も前の事だ あの時もずうっと一人ぼっちで あんまり寂しかったもんだから 小柄の女神さまについてもらったん だった ちょっと話して すぐにしてもらったんだけど 少しやってもらったらすぐわかって しまうものだから もういいよって つい言ってしまっ たんだ 後で友達に聞いてしまったんだ ちゃんと出来ないと罰金取られてし まうんだって 694 名前:めがみさま ごめんなさい(2 [sage] 投稿日:03/11/07(金) 20 34 ID EKw+twiO New!! 知ってたら 無理してあげたのに でも僕 女神さまのやり方じゃちゃ んとできないんだ それを知ってて つい行ってしまっ たわけだけど できなくてもいい そばにいてほし い ただそれだけ だったんだ 結局 あの女神さまに迷惑をかけち ゃった だからもう それ以来もう行ってな い あの時の 僕だけの女神さま ごめんなさい 本当に ごめんなさい もう会うことない 女神さま 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/458.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ . . . o 183 名前:. . . o [sage] 投稿日:03/12/30(火) 18 00 ID WmS//rh1 ある朝 大きな路面にスリップ 目の前で休日を見た! きらんきらんと輝いて 手を合わせて 展示された日を臨む 日 その日から、 殻を裂いてきっと 私は自由になれるのです 薄口しょうゆでも 「お彼氏」は喜ぶ 喜んで いいよ、わたし 転がる休日 掴んで しっかりと 虹のリンクの上で転んだ!(掴んで!) 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 誕生日 184 名前:誕生日 [sage] 投稿日:03/12/30(火) 18 25 ID agrwBrbz 今日は僕だけの休日 目覚ましを止めた後の余韻が 子守唄のように二度寝を誘い うるさい母さんの呼び声も 布団の温もりにかき消えた 昼過ぎの雨上がりの通学路 水たまりをのぞき込めば にやけた顔をアメンボがまっぷたつ 青い空にアメンボを蹴り上げた 学校はさぼって濡れた草むらに寝転がる 僕は緑色の湖に浮かんで 赤い夕日が一番星をこの湖に 落としていくのを見ていた 今日は僕と君の休日 毎日が誰かの休日 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 心、休む 185 名前:心、休む [sage] 投稿日:03/12/30(火) 23 11 ID gLy7/RDa 日々のわずかに休める時間を紡ぐ、未来の時間へと 紡いだ時間をゆっくりと織る、未来の夢へと 今日の糧を得るために急ぎすぎた街の中で 足を止めても、居場所のないビルディングの側で 目を向けた、板を張った仄暗い仕事場では 明日の糧を得る職人の黙々とした誇りある手の動き 休む日はないと職人は言った 子を守るために 妻を守るために 夫を守るために 南には南の時間が流れ 北には北の時間が流れ 西には西の時間が流れ 東には東の時間が流れ ぼくらはどこにいるんだろう? すれちがいあえない日々になにを感じているんだろう? 夢は誇りある日々 紡いだ糸でどれくらいの布が織れるのだろう 夢は心休める日々 子に見守られ 妻に見守られ 夫に見守られ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 今度の休み…… 187 名前:今度の休み…… [] 投稿日:03/12/31(水) 00 24 ID ZHlej9PD さてどうしたものか出かけようか。出かけると決めてもそれからどうにも グズグス時間がすぎて30分。外に出てしまえば行くところは決まってる。 近くの街。地方のターミナル駅の周辺をぶらぶら散策どこかに腰を落ち着 けて時間をつぶす。ヒマなし遊ぶ人波も見ているだけでも面白い。 やっぱり出ればココに来るソバ屋だが猫がいる。店の端っこの飾り棚にま るで置物のようにすましている。こいつがオレのまねをする、始めてきたと きは驚いた携帯を耳に当てるとこの猫も柔らかそうな猫の手を耳に当てたん だ。割り箸をもって割ろうとすると両の手を前に出して揃えて離す。店の者 に言ったらへぇ~そうですか? といういぶかしげな返事しかえってこない。 実際やって見せようとしたら今度は待った素知らぬふうだ。なかなかにくい、 猫は気まぐれというがまったく気まぐれな猫だ。きょうも、オレが鼻をこす れはこの猫も鼻をこする。愛嬌のあるしぐさだが店の者には判らないようで、 ……憎らしくもある。かわいいが憎たらしいと言えはオフィスのあの若い女 これを見たらなんと言うだろう。まぁ……猫にも好かれるのねぇ。とか言う のだろうか? ……好かれているのか? オレのまねをすることが…… 一度あいつを連れてきてみるか。付き合ってくれるかな今度の休みに…… 188 名前:訂正>今度の休み…… [] 投稿日:03/12/31(水) 00 31 ID ZHlej9PD 誤字脱字ありました。>187 今度の休み…… 待った素知らぬ >まったく素知らぬ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ハッピーサンライズ 191 名前:ハッピーサンライズ [] 投稿日:03/12/31(水) 03 11 ID NAmM7F5g 休みがあるのは人間だけ だから笑えるのは人間だけ それを無駄にするのも人間だけ 花も鳥も虫も今日を精一杯生きている 明日2004年の最初の太陽が 休む事無く現れたら これまでの事は全てを忘れて 「ほら、君もライフルを捨てなさい」 肩組んでそれを褒めようじゃないか 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ゴッド・セイブ・ザ・ピープル、ファック・セイブ・ザ・ミー 193 名前:ゴッド・セイブ・ザ・ピープル、ファック・セイブ・ザ・ミー [sage] 投稿日:03/12/31(水) 13 38 ID 15QPpJh6 雨が降っていようとも いいや 雨が降らずとも 陰気な食事は始まるし 蛇の怠惰はトグロを巻くし 再放送のエンターテイメントも グルメグルメとチャンネル回し 萎びた映画も横目で流し 折り目のついたアイツを見るのさ 世界のランチタイムに排泄を澄まして 世界が排泄する中 ランチを続けようじゃないか インターフォンにガムテープのドレスを着せたら 陰気で画期的なランチタイムはまだまだ続くのさ 明日になればこのランチタイムを たっぷりと たっぷりと 排 泄 し て や る ぜ オーケイ? ミスター・ピープル それまでに俺の階級の名称を考えておくがいいさ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 某庭園にて 195 名前:某庭園にて [sage] 投稿日:03/12/31(水) 23 47 ID rzynYa+G 昔、どこかの皇帝が奴隷に恋をして 宮殿の庭に一本の樹を植えたそうだ それは女の変化した姿 皇帝の溺愛と堕落を憂い 深すぎた愛情は呪詛となって 自らを千年の命に封印した樹 愛から逃げたのかもしれない… 滅亡の後も、玉座に足を組み、今も 庭の樹を見つめて過ごしている皇帝 黄金の盃に涙をためる日 花を愛で実を食す記憶に溺れる日 孤独に飢えて疲れた体を横たえ ふと立ち止まる時 千年の庭を照らす太陽の光を浴びながら 今、この庭園では、客にお茶を振る舞う 当時から変わらずに伝わる 伝説の樹の香りを漂わせ 過ぎた日々を飲み干す 白磁のふちを爪で弾くと 女のつぶやきが聞こえる 時空を散策するのに相応しく 優しい気持ちで休日の午後を過ごした 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 休日は朝 196 名前:休日は朝 1/2 [sage] 投稿日:03/12/31(水) 23 58 ID QFBiooZ3 目を覚ますと 体は体育座りで うすらぼんやり開いた視界は 逆さまだった 寝過ぎたせいだろうか 時計に目をやると鴉のなきごえがした 早起きしたせいか けれども世界は逆さまだった あたまが 重い 何か普段から詰めているわけでもあるまいに そっと目を閉じてまたふけようとして 捨てる 此こは夢だろうか いやぁ夢だろうなぁ 赤いじゅうたん敷き詰めた階段、らせん状の其処に 滑り落ちるように私は 偶然であったように い合せたのだ あぁ! ひかりだ 途端に軌跡は まわりの風景を貪り始め 目の覚めるような光景が眼前に踊るようにして広がってく そして澄み渡ってくものが私の心と共鳴する そうだ、、私は見たのだ 捉えたのだ! そして確かに! 震え 戸惑い 叫ぶように 檻の中に閉じ込められたのだ 手をつなぐ事を夢として 手を差し伸べていた私の肩はもぎ取られ 足は動かぬ 声も出ぬ もはやどんなに叫ぼうとも それでも悲しいとは言わないよだなんて 夢でも、潮の風が染み渡る 197 名前:休日は朝 2/2 [sage] 投稿日:03/12/31(水) 23 58 ID QFBiooZ3 夢 そう えてして人の 絶え間無い生活から生じる渇きにも似ていて だがしかし 是認する事がホントに素晴らしい事であるかのようなその名前には 可もなく 不可もなく だがしかし 俺は其れとはまるで関係がないと言わざるを得ないような物に 夢を見ているのだ ・・うーん? 「ガタンッ! ズキンッ!! ッッッ!」 言葉が出なかった 途端に引き戻されたせいだ あたまの 激しい痛みと引き換えに なんだ御前か と あたまをさすりながら青いロッキングチェアを 柔らかく睨む そして ひかりがさしこんで でも嘘っぽくて 私は窓から身を乗り出して 夢さ夢さと叫んでやった 「今日は曇り!」 体に残った雨雫の匂いによみがえる情熱 燃やすために蓄えられた今日に何を思う いや 此れからだ 夢は空高く・・そら、 いいや 空などなかった だがしかし雨雲だったにちがいない 雷が落ちていたのだから それぐらい 欠伸混じりにごま化してつぶやいたっていいじゃないか 今日は 休日なのだ 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/474.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 6 作品 ■▲▼ 一生 270 名前:一生[age] 投稿日:03/02/21 06 29 ID gQHEMg2S ご飯を食べるでしょ? それが悲しいの お風呂に入るでしょ? それが悲しいの? 幸せでしょ? それが悲しいの 寝るでしょ? それが悲しいの ほらね 夜になると 涙が溢れ出す 氷が溶けるように ほらね そんな毎日が 悲しいの 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ それから 277 名前:それから(1/2)[sage] 投稿日:03/02/21 21 54 ID qqV5esEf 深夜、あまり人の居ない車内で 女の人が嗚咽を漏らしながら ボトボト涙を流していた。 周りを目をやると にやにやしたOL達 困惑した顔の年配の男性が居た。 しかしその女は 全く周りを気にはしていなかった。 私は少し離れたところからしばらく見てはいたが ああ、気の毒だなとしか感じなかった。 感情を床にばら撒き こちらにも流れては来てはいたが 私のそれとは違う層を流れている様だった。 前に知り合いと この電車に乗り合わせたとき こんな話をしてくれた。 少し込みあった車内 みんな何気ない顔をして 一つの電車に乗り合わせてはいるが それぞれ家に帰るとそれぞれが 深い悩みを抱えているのだと。 そしてこうして公に出ているときだけその顔を 表に出さないのがその人のプライドなのだと。 278 名前:それから(2/2)[sage] 投稿日:03/02/21 21 56 ID qqV5esEf その時は、当たり前の事だと思って聞き流していたが 彼の言をふと思い返した。 しばらく私は他の人達の目を遠目で覗いて居たが 到底、自分には彼らの眼底の哀しみ等 汲み取る事は出来なかった。 だから瞳を閉じ 隅のほうで 重い頭を壁につけ その場に座り崩れないように立っていた。 途中、寂れた町の小さな駅で 電車は急行をやり過ごす為 信号待ちとなった。 エンジンが一時停止した車内は 不気味な程の静けさに包まれていた。 どうやらその女は前の駅で降りたようだった。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 哀しみのかたち 282 名前:哀しみのかたち[sage] 投稿日:03/02/22 00 14 ID Mtbww/ZC ぽたん ぽたん すこしづつ すこしづつ わたしの形になってゆく ぽたん ぽたん 蒼い水底に もう魚などいない 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 283 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/02/22 01 26 ID 7GFGNPPz あの頃 水のように 風のように ゆらゆらと 流されていた 別れ路 もし 流されず歩んでいたら 今はきっと 多分きっと ありのままに そのままに もう迷わない 一歩 一歩 大地を踏みしめ 歩いて逝く たぶん きっと 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 童哀 284 名前:「童哀」[] 投稿日:03/02/22 01 46 ID OcRw6Psm 欠けた月が鋭くて 薄目を開くベットの子供 去っていく母さん 止んでしまった子守唄 青い夜に意識の落下 ドアの閉まる音聞いて 幼い孤独は眠りが包み 小さな小さな蛹となる 知らない間にココロのそこで 不法投棄された孤独の蛹達 やがて毒の粉撒く蛾となって 青い炎の中へ身を投げる まってって 母さんに言いたかったんだ ただそれだけだったんだ...。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 幕間 290 名前:幕間[sage] 投稿日:03/02/22 17 16 ID YJD5FkQ6 二層をもろとも切って、めくれた皮と肉との隙間に、落ちているはずだったもの「戦慄」 こうして生々しい、脈動の行き着きに居して、一方この動脈に宿るはずだった「歓喜」を奪った「怠惰」 「精液」を出して残していくべきだろうかという「煩悶」が、明らかに「凡百なままの人」を表わしている 「私的」なレトリックに酔いしれる、「スタンダードな自慰」と何ら変わりないじゃないか さて、僕はここで思い切り泣きわめくべきだろうか 「やめておけ、こうした自問が既に萎えている証拠じゃないか」 けれど、外部から見ればそんなことは判らないじゃないか 「そうさ、きっと都合よく解釈してくれるだろう、 そして、それを望み通りと言って笑うのだろう」 そうだ、ところであれは何度目だった、退色の進行具合はどうした 感想を一通り並べ終え、めくれた爪と肉との隙間に、残っている黒ずんだものに「苦笑」 こうした生々しい、証拠や残り香への対処に、一方的な遣り口で切り捨てれば「自嘲」だが残る「未練」 「正解」を出して記しておくべきだろうかという「愚問」が、浮かぶほど凡庸な日々は早急に距離を詰める 「詩的」なストイックに酔いしれて、後で冷めると知る自慰のごとく顔色ひとつ変えぬまま さて、僕はここで作家らしく言葉等紡ぐべきだろうか 「やってみろ、そもそも自問なぞ演出だと自覚しているくせに」 だが、僕の体液はこの世界にあって流れもするじゃないか 「そうさ、そして繰り返して同じ道を辿るだろう、 そして、それを望み通りと言って笑うのだろう」 そうだ、ところでやはり高ぶってきた、ここはひとつ抜いておこう 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 流れよ我が涙、と天使は言った 291 名前:流れよ我が涙、と天使は言った 前半[sage] 投稿日:03/02/22 19 27 ID 7j6UOnyV 虚空の彼方 名もなき天界の一隅で泣いていたのは天使 流れよ我が涙 そう呟いたのはいつのことだったのだろう あの日からもう 幾百 幾千 幾万年 どれだけの 哀しみを流して 目を開いても 閉じていても 溢れる涙はとまることを知らない 泣き続けているから この世の始まりから おそらくは終末まで この涙涸れることなく 292 名前:流れよ我が涙、と天使は言った 後半[sage] 投稿日:03/02/22 19 28 ID 7j6UOnyV 何が哀しいの 放たれた問いに 天使は哀しみをこらえて答えるだろう お前達の罪が、と・・・ 降り止まぬ天界よりの雨滴 どれだけ染みいれば 変わることができるというのか 天使は泣いているのだろう 今も これからも 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 彼方 293 名前:彼方[sage] 投稿日:03/02/22 20 09 ID WxBj5BGE 夢を見た 遠く、はるかなる日 悲しいほどになつかしい記憶 誰かが言った 「記憶は記録。書き換えればいい」と それは閉じ込められた記憶 深く 霧の中へ 深く 深く 霧が風に流されれば それは醜く表面化する そして堕ちてゆく 深く 深く 記録と共に、私自身も深く 霧の中へ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 涙と哀しみの定義 296 名前:涙と哀しみの定義[] 投稿日:03/02/22 23 06 ID VflplozJ 涙の出るメカニズム 嬉しさも、哀しさも、怒りも、 それら全て違う涙で きっかけも違うことで じゃあ、「哀しみ」の涙はどこから来るの? 哀しさに流れなかった涙もある その涙は「哀しさ」を語れずに終わる だけど、「哀しみ」は残る 「哀しみ」と「涙」は関連付けられて 同じところに存在しているのではないの? そんな問いにも答えがあります 「涙と哀しみの定義」 それは決して"="ではなく、敢えて言うなら"≒"でしょうか 流したくても流せない涙と哀しみは、同じところには存在しません 流したくなくても流す涙とその理由が、同じところには存在していないように 「哀しみ」と「涙」が"="になる時は、その「涙」が「哀しみ」のために生まれたとき 例えば、「哀しみ」を語れなかった涙が存在したら その涙は「哀しみ」のために存在しているのではないのです ですから 「涙≒哀しみ」となるのです 涙の出るメカニズム それは、体の構造と、その「涙」がどのように存在するかということ 「哀しみ」を語る「涙」は、誰の中にももたらされています あなたの本当の「哀しみ」がもし訪れたら、綺麗な「涙」が「哀しみ」を癒してくれるでしょう では、もう一度 「涙≒哀しみ」 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 6 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/489.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 作品 ■▲▼ 西日の中でいくどとなく呟いたこと 381 名前:西日の中でいくどとなく呟いたこと[] 投稿日:03/01/12 00 22 ID fDWZBFVJ くりかえし くりかえし 自分に言い聞かせてた言葉がある 何度も 何度も 自分に言いつづけてきたうそがある 人ごみの中 教室の隅 愛想笑いの裏 西日が伸ばすたった一つの影法師 さみしくなんかない 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 悪くない 386 名前: 「悪くない」[] 投稿日:03/01/12 03 28 ID 25UCcfo9 思い出したくもないことを 思い出したよ 悪いことじゃない。先のことは茫々砂漠でも 分かる人には分かってる 見える人には 見えている 迷うことなくほかを見ればいい。 悪いこと思い出すのも。 悪くない 背中丸めてると 見えないもの 電線。 吹きっさらしの風に吹かれて ほこりっぽい街かど ずーっと遠くま霞んでいる 背中丸めてると 見えないもの ガラス窓。 でっかいビルのっぽのビル 冬の陽ざし浴びて 光ってる きらきら ぬくぬく 背中丸めてると 見えないもの 人生。 人生 思い出すのも 悪くない。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 戦い 388 名前:戦い[] 投稿日:03/01/12 14 00 ID CJDloa4N 僕等はとりあえず100円引きからはじまって やがては200円 300円 性懲りも無く どんどん値下げしやがってそれでも売れる奴は おばちゃんの心のガッツポーズとともに籠に入れられて そうして最後手段に半額にされたら スカスカの棚の中で凍えながらうらみながら けれども最後は作り笑顔で売られていく さよなら僕はもう行くが 君は笑顔を忘れないで プレミア プレミアがつきたい ありがたがられる存在になりたい 私は今日も五時を待つ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 再の空白 389 名前:再の空白[] 投稿日:03/01/13 00 16 ID 40YG4ypf 【問3】各2点 次の空白に、適当な感じを当てはめなさい。 ①私はまるで『 』眠術にかかったように繰り返した。 ②『 』低だと分かっていながら、口にしてしまった。 ③どうかしてると自分でも思う『 』三の自己嫌悪も刃が立たない。 ④好き。好き。『 』度口にしたのには理由がある。 ⑤既存のそれが果たしてこの感情に適切か、心に反響させて問うてみたのだ。 『 』近気ようやく結果が出た。私はあなたが だ。 「はい注目!3分聞いてくれ。 【問3】の質問な、これ「感じ」入力ミスな。 ま、分かってるとは思うが訂正しといてくれ。 次!⑤の最後の行。印刷の加減で消えてるが 問題に影響は無いので気にすんな。 そんじゃ精一杯やるんだぞ。 時間余っても裏に落書きすんな。見直ししろ。」 「やった俺、全部「再」て書いたら2点あるよ!」 「そおいう意味だったのか?【問3】の質問。」 「お前、どおいう意味だと思ってたんだよ・・・。」 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 言葉隠して 393 名前:言葉隠して[] 投稿日:03/01/13 04 01 ID JZvFUjpY この紙の右半分にマルを描いてみて もちろん道具は使っちゃダメだよ、君の手で書くんだ じゃぁ次は左半分に右と全く同じマルを描いてくれ ちゃんと描けたらまた会おう さようなら 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ Open and Shut 395 名前:Open and Shut (1)[] 投稿日:03/01/13 14 23 ID xDq0cYJA ふと気づけば あたりは残骸だ ぼくは赤い中古車のなかだ ここが部屋でないのは死にそうな気分だ サンドイッチがほしい お茶がほしい 空はぼくの知らなかった無表情で 金色という言葉を許さない満月 ぼくの頭上から鉛色の巨大鉄球が 一瞬先には降ってくる気配を見せながら 吊り下がり静止している * 国道を徒歩で進む 壁が見える 自動車からでは決して見えなかった壁だ 茂みの奥は存在し 頭の潰された女がいた * ロケットの輝き まるでおちんちん ぼくらの愛と夢と希望と友情のせて とんでけー * 396 名前:Open and Shut (2)[] 投稿日:03/01/13 14 24 ID xDq0cYJA ぼくは あの月を支配した 無慈悲な夜の女王とかいわれていたっけ ぼくは あの月を支配した そんな言葉を 地球に記した * どこまで行っても山は続いているんやねぇ お姉ちゃん もうちょっとだよ どこまで行っても植物は続いているんやねぇ お姉ちゃん 頑張って どこまで行っても地球は月やないんよねぇ お姉ちゃん 気を確かに どこまで行ってもあたしはあたしなんやねぇ お姉ちゃん 許してください * 鈍器で殴られても人は死なない しかしどれくらいの重さからを鈍器というのだったか あの 人間が何年かかっても壊せない 一生かかっても切れない あの鎖が切れたら あの鉄球が墜ちてくるぞ * 397 名前:Open and Shut (3)[] 投稿日:03/01/13 14 24 ID xDq0cYJA ぼくらは中古車のなかで 常夜を過ごす ぼくのは赤い 瓦礫はぼくら 鉄球は もう墜ちた後なのかもしれない と ふと思うことも再々で * サンドイッチがおいしいから お茶の幻を見る 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 再 399 名前:「再」[sage] 投稿日:03/01/13 15 34 ID xyj6m5bx 間近だがじっとは見れない横顔 気付くことはないだろう 伝えることはないけれど 相手は覚えているのだろうか 忘れているのかも知れない けれどもきっと思い出す もし二人の目が合うのなら 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 再 407 名前:再[] 投稿日:03/01/14 01 22 ID J9FfgXjV お前に2度以降は無い お前には存在してない もうこれで最後だった もうこれが最後だった 間に合わなかったのなら 諦めるしかないのだろう 何度繰り返しても 時間無駄であろう お前には存在しない もう二度と出来ない 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/381.html
前へ ← 1 2 3 作品 ■▲▼ 水の夢の天辺で 晴れたマスト 血色良いマスト 君が居なくなった舟 カモメも慣れたであろう逆光 スクリューにへばりついた髪の毛はふやふや あやふやなあたま ふやふやなあたま 天国には見えない なんて滑稽なんだろう 「そっちの世界はどうだい?」 そう聞いてみたけれど 君は澄ました顔で空ばかり見ているから 重力に沿って 遠ざかる 君と二人で見るマスト なんだ、こんなものだったのか 546 名前:水の夢の天辺で[sage] 投稿日:04/07/21 11 54 ID hLlKF3Cg 【コメント】 566 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/07/25 07 27 ID BI5+1o+D 1点 546 いい味だしてる。船とぼくと君しかいないのね。海も空も既にない。 449 名前:皮膚へタレ ◆.uQr7ysYjs [sage] 投稿日:04/07/28(水) 16 07 ID iaMmLpsr 「水の夢の天辺で」書きました。 ちなみに前回の庭のときに「小さな庭の情事と朝焼け」書いたのも自分です。 どっちとも1年位前に書いたのをちょこっと手入れしたものです。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 7月18日(雨) 降り始めた雨は僕をこの世界から 消そうとするかのように激しくなる 僕の声は雨音にかきけされてしまう 誰も聞いてくれないし答えもしない 『ぼくの存在っておいくらですか?』 スクランブル交差点の真ん中で立ち止まる まわりは邪魔そうに しかし体に触れることなく やがて僕は川の流れに耐える大きな石のようになる 信号が変わる 誰も僕には気付かない? いや気付かないふりをしてるのか? みんなこう思っているんだろう 他人に関わって損なんてしたくないのさ クラクションもない エンジン音と雨がアスファルトを叩く音だけの世界 僕はなぜか悲しくはなかった 期待するから絶望するとわかったから 本当に信じればいいものがあるのだから 『僕はここにいるよ』 降り始めた雨の最後の一粒を感じる やまない雨はない ずぶ濡れの体 人の目に自分を晒して何を感じた? 東京駅 故郷へ向かう最終の新幹線に乗り込む 目を閉じて暖かい耳慣れた言葉に包まれながら呟く 薄れゆく意識が妙に心地よかった 無いわけじゃない不安も今までとは違ったから 疲れたよ 少し寝ることにする 『さよなら』 547 名前:『7月18日(雨)』 1/2[sage] 投稿日:04/07/21 12 40 ID 7eS5zeY6 548 名前:『7月18日(雨)』 2/2[sage] 投稿日:04/07/21 12 40 ID 7eS5zeY6 ■▲▼ uhm...difficult 蛙の子は蛙。 井戸の中で空を見上げる。 そして、思い続けることにも疲れてしまって・・・ 人生って楽しいことばかりじゃないね。 549 名前:uhm...difficult [] 投稿日:04/07/21 20 33 ID /06Xi3sx ■▲▼ まるで明日もあるかのように とりたてて 涙もなく、 わざわざ残す 言葉もなく、 ありきたりの 一日を過ごし、 ありきたりの 挨拶を交わす。 電車がいつものようにやってくる、 この人が降りてきて、あの人が乗っていく。 たったそれだけのことなんだ。 550 名前:まるで明日もあるかのように[sage] 投稿日:04/07/21 21 59 ID kNiWy8aR ■▲▼ 未処理 蠅が たかっている まだ 死に切れていない 身体に 蠅が たかっている 551 名前:未処理[sage] 投稿日:04/07/21 22 01 ID qzppq9An ■▲▼ 水戸黄門(最終回) 控えおろう 控えおろう ここのお方をどなたと心得る 先の将軍 水戸密国侯にあらせられるぞ ここで西洋の弦楽器の重奏が厳かに鳴ったような気がする 気にするないつものことだ そしていつものように悪代官は命令するのだ ええい斬れ斬ってしまえ 御老侯様を騙る不届き者じゃ 新しいカクさんは弱そうだった あっという間に後ろから首を斬りつけられ 庭の玉石に転がる雑魚のひとつと化した 新しいスケさんは強そうだったが 悪代官の雇った用心棒の尾神一等に一刀両断にされ 上には上がいることを初めて知った その頃には校門さまは とっくに名もないエキストラに殺されていて 悪代官はとまどっていた エピローグを儂(わし)がやれというのか しかたがないので友美かおるを呼んだ 本日二回目の入浴シーンで締めた 552 名前:水戸黄門(最終回)[] 投稿日:04/07/21 23 01 ID kaI2pksK 【コメント】 560 名前:グリーンブック ◆yCYysoyX.A [sage] 投稿日:04/07/23 17 57 ID HW8+9avF 552 水戸黄門(最終回) 残酷な中、最終連、なぜか素直に微笑です。名前の誤字(意図的な変換ミス)の意味を考えていたら、多少ブラックな気持ちになりました。 561 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/07/24 00 16 ID myPDsUu2 552 水戸黄門(最終回) ……ったく、しょーもない。……んでも思わず笑っちまった。座布団一枚。 566 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/07/25 07 27 ID BI5+1o+D 1点 552 ぼくはこういう詩がこれからの詩には必要だと信じて疑わない。 ただ名称のパロディが誤植にしか見えない。もっとコワせるはず。 441 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/07/26(月) 02 54 ID pTi/d7Ln 本552 そうであることが簡単そうでいてそうではないだろう正確である言い回しが パロディの質感を高めた初連が読者をまず掴む。虚構が高次化的に2元化した。 意図的な誤漢字表記がポイントでテンションを生み詩をリズミカルにしている。 【得点】 3点 グリーンブック ◆yCYysoyX.A:1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ ここに座り込んで 背中を丸めて そうやって過ぎていった時間 昔は時の背中を必死に追った 今は影すら見えない 僕を後ろから抜き去っていく足音 自分だけが進めないでいる 今はその足音だけを頭の中に 集めている どうだ これが僕の望んだ世界か 最後に見えた標識に一体何が書いてあったんだ もう思い出せない 553 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:04/07/22 00 00 ID vG/eWNZm 前へ ← 1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/555.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 一狐之腋 62 名前:一狐之腋 [sage] 投稿日:03/04/03(木) 18 01 ID o3jslvxh 木の芽時 せわしく起き出す隠者達 風に舞って便り ヒラリヒラリ 飛来飛来 四苦八苦 果ては 阿鼻叫喚と 生老病死 彫刻刀握り締め 涙を流した ハラハラ 花落葉落 一期一会の霞みに 笑いの静止画像 風に流されて 消える雲 フワフワ 羽輪羽輪 日輪の傘の下で 思い返す 青天の霹靂 無粋な悲しみ等 焼き払ってくれぬものか 囂々轟々と 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 悟裏夢中 63 名前:悟裏夢中 [sage] 投稿日:03/04/03(木) 20 48 ID pXt/T4Ou 仕事帰りのバスに乗る私は 骨組みだけの屋根に腰掛けている さっきから足をいていたのは 運転手の頭だった あっ失礼 職場で私に説教した男は 横山やすしみたいな白い船乗り帽をかぶり 地球外生物であることがわからないように 座席に座っている バスを降りた 男もついてきた 歩きながら話をつづけながら ゆっくり背中に伸びる触手 私は触手の先を後ろ手に握る 意外に乾いて温かだ 言葉が温風になって吹きかかる ガソリンスタンドの前 匂いにくらくらして 歩みは急に遅くなる 「ところで 私でよかったら」 我 悟ル裏ヲ 夢ノ中ニテ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 橙色菓子 68 名前:橙色菓子 [sage] 投稿日:03/04/04(金) 15 03 ID d9QiKOQb 君は何時までも涙流しながら 僕のことを睨み続けるんだ 悔しそうに 悔しそうに? 君に そんな 感情は いらないだろう? いらないものは無くさなきゃいけないよね僕が君を殴るのはそう意味があってつまりは 君がいけないんだよ? お湯が沸いたからカプチーノを入れようか 床に散らばったオレンジキャンディが蛍光灯の光を湛えて 君のマスカラの混ざった黒い涙も気にならないように 野うさぎの歌を聴きながら、さ お嬢さんお茶でも如何ですか? カプチーノの入れ方が分からないんだ。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 小さな、小さなビッグ・バン 70 名前:小さな、小さなビッグ・バン [sage] 投稿日:03/04/04(金) 22 53 ID mcmSWumX (四) きっと長い。そのからだ、白い。銀の燐粉、まとえば白金。それが丘のむこうか ら覗いている。その顔。私を窺っているのだ。こんにちは。返事はない。子供が 書いたメトロン星人の絵。その顔。それが 四 | /|\ | / \ だから。 だから? だから! ほんとうは自信はない。 似顔絵破れたむこう側に自信は、存在していないかもしれないのだった。 (字) 気分を変える目的で宇宙へいきたい。なにも騒がない広野で息を止めてみたい。 鉛筆の線のスープ。かきまぜなきゃ、かきまぜなきゃ。すぐに止まってしまう。 宇宙みたいに爆発させたい。暴れ線竜。鉛の粉も吐いて。字ゴンだなんて、誰が 名づけたの。なんで知ってるの。 (名前つけた人へ)ついでに、字ゴンを書いて。↓ 「 」 ねぇ、書いてよ。 71 名前:_ [sage] 投稿日:03/04/04(金) 22 55 ID mcmSWumX (一休止) ジゴウ・ジトクって、楽しい響きだ。 (熟) 終わりへ向かうワイン。赤黒い薫り。完成に向かう冒険。ドラゴンクエストから 腐臭。座椅子に体重預けて、はぁと魂を吐く。気の抜けた人魂がゆ~らゆら。 しかしまだ終わってはいないぞ。そいつを捕まえろ捕まえてくれ。メトロン 星人とは違ってしまった(嬉しい♪)顔を火にかける。死にかけの字ゴンを 丸焼きにしてみる。ワインもまだ諦めない。ドラゴンクエストは中古ショッ プに返しにいった。 (四&字)+熟=逆ビッグ・バン! だから。 だから? だから! ほんとうに自信はない。 しかし自信によく似た料理が出来上がりつつあった。 (語) 終わった。すべては意味づけられてしまった。 口という字が二つも使ってあるのに音のないその完全体よ。 四+字+熟+語=小さな、小さなビッグ・バン(さぁ、受け入れなさい) そして私というわがままな口は、語ることも書くこともできなくなった。 あ。(四)のところに「黒い丘」って書くの忘れてた。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 用意周踏 74 名前:用意周踏 [sage] 投稿日:03/04/05(土) 14 52 ID UHDr8mIl 『用意周踏 五に七そして 五に十四 扉が閉じて 文字はなお威厳』 自由奔放を閉じこめても その中でさえ文字は自由自在 重力があるから人は立てる 足があることで井戸から出る そして先人の拓いた道を旅した ハイリスクハイリターン 発射地点を決めまず ここからだね 強く強く踏んで飛ぶ 言葉はバネ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 文字化け ( 77 名前:文字化け [] 投稿日:03/04/05(土) 16 24 ID sYFoRV7V それをおおうものたち かけらのないところ 右のとびらから カタチのない きこえないものにぶつかる ふみつけた たくさんのキゴウを ちらばして 往来のどまんなかに ワナとして ひそめたぼくのかお ただぼくらのジコチュウシンテキ?な そのわらいがおを 左のあなたは いつまでもわからない とおいあおい というのです なにもない たくさんのキゴウを ちらばして 往来のどまんなかに ワナとして ひそめたあなたのなぞなぞと いま このまよいごのようなだれか ちょうど モジバケ? のよう それはだれでもないきのする だれかのスケッチ 7の本文) 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 千色世界 78 名前:千色世界 [sage] 投稿日:03/04/05(土) 20 04 ID IH8vvzBh 赤いソファの上 黒い髪が広がり 白い肌の君 頬を桃色に染め 金色の爪を弄りつつ シャンパンを飲み干す 堕ちていこうか? 君と一緒に 堕ちていこうか? 僕も一緒に 色とりどりの世界へ 悪意も嫉妬も何も無い ただ色が渦巻く世界へ 好意も愛も何も無い 綺麗な色が招く世界へ 君、綺麗に微笑んで「そんな世界はつまらない」と言い捨てた。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ スナップ写真 79 名前:スナップ写真 [] 投稿日:03/04/05(土) 22 22 ID e1hwItKc なかよし i 『余』 だれも『折』 いっぽ ふとった女はおおら という s 『曲』 i ひそか 女のシェイプ、幻 はたし s はふとっ おま 孤 インエ 緑を 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/535.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 名もない場所 163 名前:名もない場所 1 [sage] 投稿日:03/06/24(火) 02 30 ID e5cwERpm 白い帽子を目深にかぶり もも色の パンプスを履いたあなたはゆっくりと 小暗い竹薮をつらぬく 狭い石段を 登ってゆく しるべのない洛北の山道で あなたはただ迷子になりたがっていたのだ そこがたぶん あなたの行きたかった“名もない場所” (そんなものありはしない――とぼくは言わなかった) 帽子のせいであなたの表情は見えない ただ小さく喘ぐあなたの左手を しずかに引くのがぼくの役目だ 黙っていると 湿ったてのひらの脈動だけが鮮明で 目覚めながら古い夢を繰り返し見ているような気分だった 不思議に小鳥の声ひとつ聞こえない 風も吹かない 夏の午後だ (ぼくらは何も見ずに――) ぼくらは何も見ずにここまで来た 目隠しでぼくらは出会い 目隠しのまま裸になったりした いったいふたりはどこに立っているのか どうせぼくらは何も知らなかった 名付けられた場所を歩くとき あなたはいつも白い帽子をかぶる あるいはかぶっているかのように ずっと視線を下げたまま どこにいるかも見ないまま ぼくの手を ずっと握りしめているだけで 164 名前:名もない場所 2 [sage] 投稿日:03/06/24(火) 02 31 ID e5cwERpm *** 登りつめると風があらわれ 広い夕空がひらかれる その下 照り映える円形の広場はあり 小高い西側の崖のそばに 古い祠と巨きな神木が立っていた あなたはぼくの手を離れると 祠の奥にある竹矢来の方へと駆けてゆく (なんて眩しい夢なのだろう――とぼくは思った) ちょうど真正面に沈んでゆく夕日を あなたは眩しそうにしながらオレンジ色の帽子をとり くしゃくしゃにしてカバンの中へ押しこむ ながい髪が波のかたちに揺れて ようやくあなたの顔があらわれる 「ここはどこだろう」 と僕が言うと あなたはなぜか得意そうにぼくの手をつかみ 「どこでも」とつぶやくのだ そしてそのまま空ばかり ずっと眺めているのだった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ おれ、おまえ、ぼうし 165 名前:おれ、おまえ、ぼうし [sage] 投稿日:03/06/24(火) 04 24 ID KWys8V4t ぼ、ぼ、ぼ、ぼう、 それ、な、なんだ く、くれ く、くれ おまえ、くう おれの、めし あはは、くれ、そう、そう い、いいな、これ ぼ、ぼうし なんだ、これ やめろ、おれ、ここ、だいじ さわると、おれ、おまえ、ころす な、なに これ、ここ やめろ、ここ、だいじ おまえ、しおあじ、する なに ああ、そっと、だぞ そっと、だぞ なんか、いいな、これ、 いいな、これ、 ちょっと、あるいて、くる おまえ、ともだち おまえ、くわない おまえ、ぼうし 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ チョンマゲ頭にシルクハット 166 名前:チョンマゲ頭にシルクハット [] 投稿日:03/06/24(火) 04 37 ID SBUbqVMV チョンマゲつけながら よく言うよ おまえが紳士だって? だったらすぐに「切り捨て御免」とか言うの、やめなよ 時代錯誤だよ? そうそう 「切腹」とか、ありえないよ 21世紀だから、今は。 ダメダメ。 そんな形だけで 誤魔化しても 「散切り頭を 叩いてみれば 文明開化の音が・・」しないよ もう、 遅いの それが最新だったのは 200年ほど前だから ほら シルクハット とったら やっぱり チョンマゲ 隠してる。 気に入らないからって、すぐ人を切ったらダメです、って 何度言ったら分かるの? 江戸時代は終わったの 送り返すよ? お家取り壊しの時代にさ。 辻切りは流行らないの 今は そういうの 「通り魔」って 言ってる いくらチョンマゲ持ってても 役に立たないこともあるんです。 ちょっと待てよ そのチョンマゲ もしかして・・・ まさか おまえ そのチョンマゲ・・・ (チョンマゲ頭に シルクハット 被ってみせても 隠し切れない その本音 シルクハットの中で チョンマゲ揺れる 切り捨て御免の その精神 婦人が泣く泣く 朝露に濡れた 帰路の道) おまえは全く 呆れた シルクハット風のチョンマゲだ だが、切ってくれ そのチョンマゲは 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ いざ火星へ 170 名前:いざ火星へ(1/3) [sage] 投稿日:03/06/24(火) 20 48 ID k7tJmx18 犬が空に唸り声を上げています 太陽が落ちてきたのかと 見間違えたのでしょうかね? ただ、地球の熱さに犬も滅入って 気が狂い始めただけかもしれません 我々の旅立つ日が 我々の憎むべき大地の平均気温の上昇を 顕著に体現している日であることは あの太陽の意中に背いているようで 実に清清しい気分ではありませんか?皆様 今日のこの日を、再出発の日と定め 我々は、今から火星に突撃しようとしています そうです、シルクハットが逆さまになっているようなそれに 搭乗する時分まで、あと幾許もありません 人類全てがこの逆さまのシルクハット のようなものに 救われるのです 171 名前:いざ火星へ(2/3) [sage] 投稿日:03/06/24(火) 20 49 ID k7tJmx18 残念ながら地球は熱くなりすぎました 残念ながら我々はこの大地を去らねばなりません この地球45億年の思い出にはサヨナラだけが残ります しかし、あの知恵に満ちた乗り物にはサヨナラの次があります 私はあなた方一人一人をあのシルクハットの底に放り込みます 恐れる必要はないのですよ シルクハットの底には荒涼とした心地よい冷たさが広がっています 懐かしい地球は、シルクハットの底にあると言っても過言ではありません さぁ、手を私に差し伸べてください 目指すは火星、シルクハットはあなたに住み心地いいの土地を与えるのです あぁ時は満ちました 太陽が落ちてくる前に早く乗ってしまいましょう この嘆かわしい地球を去って さぁ 172 名前:いざ火星へ(3/3) [sage] 投稿日:03/06/24(火) 20 49 ID k7tJmx18 そこで あなたは砂漠の巨大なシルクハットから360°見回し 丸い地球に別れを告げるのです あなたたちは 蟻たちが巣の穴に帰るように 次々とその夢の乗り物へ放り込まれるのです それから 巨大なシルクハットのようなものの底で 折り重なったあなたたちは 待ち続けているのかもしれない 火星への到着を 待ち続けているのかもしれない いわゆる「シルクハットの墓」から 1億年がたった現代 もはやその巨大で無意味だった迷信の産物の原型はない もちろん火星へ旅立とうとしていた人間達が大昔にいたことを 知る者はいない シルクハットの墓があった砂漠には いま 無機質な虫の巣に似たビルが聳え立っている 苦笑 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ハイキング 173 名前:ハイキング(1) [sage] 投稿日:03/06/24(火) 22 22 ID Cvr1LAC5 へんなあたま ぼうしがいる バスから出たよ 観光の花道 足と手と服と眼が ぞろぞろぞろ 適当なおしゃれして 先を歩いていく へんなあたま 列になって ぶつぶつの風のっけて あとからついていく あれはぼうしがないからだ なにかぶってるの 気になってしょうがない 紫の蜘蛛の巣 ぼわんと後ろに飛んで 大仏様の石造パーマが アスファルトにがしっと落ちる 孔雀はにんげんとは違う だからこれも頭からずり落ちる 174 名前:ハイキング(2) [sage] 投稿日:03/06/24(火) 22 25 ID Cvr1LAC5 巨大なタマゴに 脳のシワ なんだか電気の音もする すべてそのデカすぎるあたま は 天を気にしている 敵は天からしかきません みたいな 草っぽい防御 ぼくは大丈夫 ぼくは帽子をかぶっているから 犬も大丈夫 犬は全身があたまだから にんげんは あたまが犬 ぶるぶる こどもにんげんの まるい横顔 こわい まるすぎて お願いだから 隠してほしい にんげんのあたまは ハイキングするには へんすぎる ぼうしがないと 烏帽子でもいいから お願い 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ブラッディ・ストロベリィ 175 名前:ブラッディ・ストロベリィ [] 投稿日:03/06/24(火) 23 37 ID 1VN70Y5L フランスからのダイレクト・メール 破りながら 貴方はいつも通りの微笑みです くだらないね と云う言葉は 小さすぎて読み取れず 唯 私はぬめる貴方の皮膚をつつくのです 蛇苺の香は甘く 夜をとろかし しかし私は この皮膚嫌い 出来れば爪でやぶって 穴を開け 噴き出す貴方を飲み干したいので カーテンといっしょに揺れる 安易なjelly 陽を照らして ほのかに赤く 天井に溜まった顔だけの天使たちが げらげらと嗤いだします ふたつの拡がる皮膚 ぱちんとはじいて 橙の潮へと還りませんか 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 帽子から愛 177 名前:帽子から愛 1/3 [sage] 投稿日:03/06/24(火) 23 53 ID feRtvNhR 年頃の風俗兎から始まり 今では左官猿やアル中像まで 森は一夏遅れで届いた流行一色 人間文明に乗り遅れるなー! 裸の頭でどの面さげるじゃケダモノじゃ! 小山のキャンプ跡でニンゲンが忘れていった麦わらを 夕涼みの栗鼠が持ち帰り記事になったが分布の初め 乳の四足から空の二足への流れが水際で止ったため 差別問題へまで発展して「帽子水平社」が設立された 帽子が差別が何処吹く風と 蛙のゲメ子はピョーンパックピョンパック 紋黄蝶はレンゲの甘味を弾けるお尻に持っている 薄羽蜻蛉生まれたて膨れる腹に母のエキスを持っている 跳ばないと食べられない 落ちてる物に興味はない 跳ねれば頭突きで花房割って 抜ければお空にこんなに近くなる 178 名前:帽子から愛 2/3 [sage] 投稿日:03/06/24(火) 23 54 ID feRtvNhR ある日の森へ旅蜥蜴(とかげ) 絵を描き放浪しているという 娘達は一斉凸に帽子を貼り付け 翳(かざ)したレースから色目を使い 刺したブローチ宝石の数を読み上げる 旅立ち前夜に旅蜥蜴大きな宴を催すと聞き 蟋蟀(こおろぎ)をかじりながら考えたデメ子、 「帽子の歴史<水平者出版>」を一夜で読破 光る夏葉を集め型の崩れぬ帽子を手作りした 宴の広間へとドア開けると ゲメ子を嘲笑する毛羽毛羽しい万色 旅蜥蜴と向かい合えた長卓で彼女は 宴が終るまで遠くの窓ばかりを見ていた 一通り餞別が渡され何を思ったか旅蜥蜴 連れ帰りたい娘が居ると言いだすから大騒ぎ ゲメ子を含む娘達は横一列に並び息を呑んだ 人間文明とはこれね、帽子で美を競うのね! 裸の頭にどの面さげるじゃそれじゃ沼の蛙じゃー! 娘達は一同に白手袋の片手を差し出し 旅蜥蜴はゆっくりと列の前を歩き始めた 沈黙の大理広間に宝石の連が息潜め、 ピアノが止み皆が帽子を脱ごうとした時 179 名前:帽子から愛 3/3 [sage] 投稿日:03/06/24(火) 23 55 ID feRtvNhR ピョーーーーーン! 帽子の中の作為を御存じかしら 握手をして死ぬがいいわ脱帽が風穴あけるわ 御丁寧に並んだ貴女がたの付けてる飾りはカラッポ 裸の頭の貴方の心は御見通し、このゲメ子に惚れたわね! 騒然とする大理に滑って転ぶもの ベロアのカーテンに逃げ惑うもの、 銃弾は次々と凸のギリギリを掠め 一瞬にして全員は裸の頭になった 今では帽子を被るものなどなく しかしながらも新たに眼鏡の流行 「眼鏡水平社-鳥を守る-」が設立した あの旅蜥蜴が帽子を被っていたかどうか 彼が誰を連れ帰ったのかも知る者は居ない 確かに最近の蛙は雨に先越されていて 世間が水浸しになってから聞こえてくる ピョーーーーン パック ピョーーーーーーン! ピョーーーーーーン! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 戴帽者への詩 180 名前:戴帽者への詩(1/2) [sage] 投稿日:03/06/24(火) 23 57 ID MO/+qdjr 『帽子』ッ! それは兵器である! 貴様は何故帽子を被るっ! 雨風日光より頭部を防護するためッ!!! 頭部のアクセントというファッションのためッ!! いいだろうッ!!! しかしそれでは不十分だッ!! 帽子の最大の機能は隠匿にあるッ! ハゲ隠しって言うなッッ!!!! カツラは帽子では無いッ!! カ ツ ラ は 義 肢 だ ッ ! ! では何を隠匿するかッ!! それは眼(まなこ)であるッ!! 古来より「色目」という程にッ! フェロモン分泌器官として眼球は絶大な機能を発揮するッ! ウインクッ!流し目ッ!上目遣いッ! 性器の色気に勝さるとも劣らないその威力ッ! 凶器であるッ!! 垂れ流しの色気は己を中心に 周りを不幸の渦に巻き込んで潰えていくのだッ!! ならば!過ぎた力は制御するッ!! そのために人は隠匿の手段を考えたッ! もうわかったであろう!! 帽子は色目制御装置なのだッ!! つばを少し下げるだけでッ! 容易に視線を妨げることができるッ! なんと機能的ッ! 人類の叡智也ッ!万ッ歳ァァァァィッ!!!! 181 名前:戴帽者への詩(2/2) [sage] 投稿日:03/06/24(火) 23 57 ID MO/+qdjr しかし人類は過ちを犯す生き物であるッ!! 帽子によって妨げられた視線ッ! それがふとした瞬間に見える時ッ! つばと眼球の間で反射増幅された視線がッ! 一気にそこに突き刺さるッ!! そう! チ ラ リ ズ ム だ ッ ! ! 結果!指向性の超破壊兵器となってしまったのだッ!! 果たして人類は間違った発明をしてしまったのかッ!! 断じて否であるッ! とある女性格闘家はッ!! 強すぎる力を押さえるために 闘いの中で常に重い腕輪を着けたという! しかし威圧の為にその腕輪にはトゲが付いているッ!! つまりッ! 内在する強力すぎる威力を押さえるためにッ! ある程度の威力を許容するッ! 大事の前の小事ッ!! 確かに大元の威力さえ無ければ良いッ! されど彼が生まれつきの能力ッ!彼に罪無しッ! わかったかッ! 貴様に帽子は過ぎた代物なのだッ!! 今すぐ脱いで彼に渡すが良いッ!! えっ?ニット帽? … おまけ 最強色気裸帽子 ttp //www.ask.ne.jp/~komiya/muu/tereca/image/meiji8.jpg 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 淫乱坊 182 名前:淫乱坊 [sage] 投稿日:03/06/24(火) 23 58 ID Bi4dbp5x いつでも ぱっくり開いている から いやらしい しまりなんてない こいつは なんでもかんでも 男性のシンボルとしてしまう 女性さえも 女性がこれを かぶるとき 全身が 男性が 中に手をさしいれて くるくる回す 木の枝にかけると 垂れ下がって そこだけ 床の上におくと とどかない もどかしい 入んない 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 183 名前: [sage] 投稿日:03/06/24(火) 23 58 ID Bi4dbp5x もっと もっと 小さいもの 小さいところ その奥まで 帽子とは 快楽を味わうために 生きている いわば 性欲の化身なのだ 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/325.html
ページ:1 2 3 お題 片仮名で詩を書け 開催期間 2005/06/12~2005/06/22 参加作品数 25 審査員 6人 本スレ 14の653-717? 議論スレ 11の270-338? 【チャンプ】 ミエナイ(ゼッケン):8点 【準チャンプ】 日本国ケン坊(前戯)(MUJINA):6点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 658-659 片言片仮名 ねむい 3 660 ハナハサキマスカ - 2 661 支配 - 1 662 オモチャ - 1 663 カタカナタナカ - - 664 宇宙人の街角 - - 665 今と昔 - - 666 ジモウ - 1 667 wakare - - 668 U 大木人 4 669-670 蛍 - - 671-673 日本国ケン坊(前戯) MUJINA 6 674-675 ミエナイ ゼッケン 8 678 架けられた絵 - - 679 名前はいらない(無題) - - 681 踏み絵踏め - 1 682 スキコソモノノ - - 683 コスモ 新月てるあき - 685 コトハ - 4 686 ひぐらし sage 2 687 クロマトグラフィー - 3 688 落鳥 シナ 2 689 アマヤドリ わに 1 690 W - - 691 バイバイ・ビー 心霊写真 - 【審査員】 おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 葉土 ◆Rain/1Ex.w うたた寝死人 ◆utatasFSi. ななほし ◆lYiSp4aok ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY Canopus ◆DYj1h.j3e. 【採点レス】 694 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/06/20(月) 03 45 06 ID XKSLZA0E (.(1点)) 「片言片仮名」 「U」 「日本国ケン坊(前戯)」 「コトハ」 「落鳥」 「バイバイ・ビー」 702 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/06/21(火) 23 04 56 ID 4W/Qtisx 採点です、よろしく 674 ミエナイ 3点 671 日本国ケン坊 2点 681 踏み絵踏め 1点 703 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/06/21(火) 23 07 41 ID 4W/Qtisx 追加(ごめんコピミス) 689 アマヤドリ 1点 704 名前:うたた寝死人 ◆utatasFSi. 投稿日:2005/06/21(火) 23 59 12 ID AyFlAXZP 【2点】 674-675 ミエナイ 【1点】 658-659 片言片仮名 671-672 日本国ケン坊(前戯) 686 ひぐらし 687 クロマトグラフィー 705 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:2005/06/22(水) 00 31 20 ID b8/OUZ4Z 3点 685 :名前はいらない :2005/06/19(日) 00 44 55 ID Bbl2Cblz > 「コトハ」 2点 674 :ミエナイ 1/2:2005/06/17(金) 00 54 02 ID CWcpe1gV 1点 661 :支配:2005/06/13(月) 21 27 30 ID fxkBnsUp 1点 662 :オモチャ :2005/06/14(火) 00 02 41 ID Q5Dtzt65 1点 666 :ジモウ:2005/06/15(水) 09 55 31 ID j4VqGufm 1点 686 :ひぐらし :2005/06/19(日) 07 38 28 ID oSqXcCsM 706 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY 投稿日:2005/06/22(水) 09 42 27 ID C0BSbg7s 3点 668 U 2点 671-672 日本国ケン坊(前戯) 687 クロマトグラフィー 1点 688 落鳥 691 バイバイ・ビー 点数はないけど名前は挙げときたい 658-659 片言片仮名 661 支配 683 コスモ 685 コトハ 690 W 709 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/06/22(水) 21 05 16 ID lazJN/GY 2点 660 『ハナハサキマスカ』 1点 658-659 『片言片仮名』 674-675 『ミエナイ』 作品 ■▲▼ 片言片仮名 カタコトカタカナカタコトカタカナ キノウワタシニコクハクシテキタセイトカイチョウ オトトイハミサコニコクハクシテタッテマジ アリエナイアリエナイ プップラプー ドウミタッテワタシノガカワイイジャナイ カタコトカタカナカタコトカタカナ ドコカニワスレタワタシトカレノコウカンニッキ チョーキモイデブノホソノガヨンデタッテマジ カンベンシテカンベンシテ ピッピロピー デブノクセニナンデナマエガホソノナンダヨ ワタシハナニモワルイコトシテナイノニ ワタシハイツモショウジキニイキテイルノニ ドウシテミンナハジャマスルノ ワタシノナニガキニクワナイノ パッパルパー カタコトカタカナカタコトカタカナ ハシャイデタカレシニ「キョウセイリナノ」ッテイッタラ キュウニフキゲンニナルッテドウシテ オトコッテオトコッテ ポッポレポー マエヤッタラチノウミニナッチャッタジャナイ カタコトカタカナカタコトカタカナ コノマエオトコトモダチノイエデアソンデイタラ キスヲセマッテキテチョーアセッチャッタ ヤッパリヤッパリオトコッテ ポッポレポー ケッキョクサイゴマデヤッチャッタンダケド カタコトカタカナカタコトカタカナ ソンナハナシヲタンニンノセンセイニシテイタラ 「テイドノヒクイワダイダナ」ッテワラワレタ バカニスルナバカニスルナ ペッペリペー ソンナコトイイナガラワタシノアソコナメテルオマエハ アアモウナニモカンガエラレナイ ソシテワタシモ パッパルパー。 658-659 名前:片言片仮名 投稿日:2005/06/13(月) 13 45 16 ID 0XZe5x/w 【コメント】 693 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/06/20(月) 03 41 49 ID xVRIXU6u 「片言片仮名」に1点 ~くだらなさに一番笑えたので。 709 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/06/22(水) 21 05 16 ID lazJN/GY 658-659 『片言片仮名』 女学生の思考そのものが片言、というのは面白 いです。言語そのものも片言であった方がよかったのでは?ケレン味たっぷり の方が、この作品には合っているように思われる。 270 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/21(火) 01 57 21 ID 7Aentzjy 658 :片言片仮名 1/2:2005/06/13(月) 13 45 16 ID 0XZe5x/w 読みにくい。 274 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/06/21(火) 21 19 08 ID 4W/Qtisx 658 片言片仮名 主人公がぱっぱらパーだ。 こんな女の子は実際にはいないんじゃないか?もうちっと考えるだろ? いやいるんだろうか。。うーーーん。 片仮名で書いてあると、随分中性的な印象になって、生臭くないね。 281 名前:うたた寝死人 ◆utatasFSi. [sage] 投稿日:2005/06/22(水) 01 39 57 ID GqpStifo 658-659 『片言片仮名』 カタカナというお題が出た以上、必ずあるだろうと思われた音遊び。真面目に遊んだもんだなぁという所感です。 カタカナに対するに当たり女子高生という人種を選択したわけですが、良い感じにパッパルパーです。 ただ、頭が良すぎるというか冷静すぎるというか、構成の仕方が第3者的な作者を際立たせてしまっていて 惜しいような、安堵するような。 284 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/06/22(水) 08 07 23 ID xe+SkRtz 658-659 片言片仮名 いきなりだなあ。それでいてお手本ですね、これ。 「カタコトカタカナ」の繰り返しは、タイトルでも言ってるしで、 説明というか言い訳がつよいかもしれない。そのわりには片言ではなく、 言ってることがはっきりすっきりしてるので、この内容なら、 整理したものをもう一回崩して、文脈を飛ばしたり前後させたりで、 イライラさせる演出があってよかったかも。 309 名前:ねむい ◆yYGM98H44I [sage] 投稿日:2005/06/24(金) 01 09 57 ID zXBOTly+ ゼッケンさん優勝おめでとうございます。 「片言片仮名」を書きました、ねむいです。 点数&コメントを下さった方、ありがとうございました。 あとがきは自分の得意とするところではないので省略。 まあ、内容としては音遊び以外の何物でもないです。(書いてんじゃん) それと、読み難くてスミマセン…。 壊れきれてなくてスミマセン…。 思考回路が中途半端にパッパルパーなねむいでした。 【得点】 3点 おしっこ ◆Ti0PcEbhdw:1点 うたた寝死人 ◆utatasFSi.:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ ハナハサキマスカ ハナハサキマスカ ハナハサキマスカ ハナハサクノデス ハナハサクノデス ハナハ サイテサイテサイテサイテ サイテサイテサイテサイテ サイテサイテサイテサイテ サイテサイテサイテサイテ サイテサイテサイテサイテ サイテサイテサイテサイテ サイテサイテサイテサイテ サイテサイテサイテサイテ チル ハナハサキマスカ ハナハサキマスカ 660 名前:ハナハサキマスカ 投稿日:2005/06/13(月) 20 20 04 ID a2V9+6KK 【コメント】 709 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/06/22(水) 21 05 16 ID lazJN/GY 660 『ハナハサキマスカ』 カタカナの必然性を考えるなら、ぼくはこの 作品を推します。リフレインの多用ははっきりいってズルいんですが、不自然 なカタカナがひとつもありません。そのコンセプトに2点。 270 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/21(火) 01 57 21 ID 7Aentzjy 660 :ハナハサキマスカ:2005/06/13(月) 20 20 04 ID a2V9+6KK 意味感じ取れず。読み取れず。 274 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/06/21(火) 21 19 08 ID 4W/Qtisx 660 :ハナハサキマスカ サイテサイテサイテサイテ サイテサイテサイテサイテ ーーーー の部分が、お花畑が広がっているみたいで(桜の木が満開なのかも) 視覚的におもしろかった。 284 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/06/22(水) 08 07 23 ID xe+SkRtz 660 ハナハサキマスカ ハナハサキマスカ。はなはさきますか。花は咲きますか。 なるほどー、カタカナにすると、独白の印象がつよくなるんですね。 それが逆説的に訴えかけてくる力がつよくなるというか。 サクラチル並みの印象度です。 ただ、この一文以上のものが作品中にない、というのは、要求しすぎでしょうか。 【得点】 2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 ■▲▼ 支配 シット! フザケルンジャネェ イツカラオレガ オマエノカミ二ナッタンダ! オマエノアタマ オマエノユメ オマエノキボウ ソレトゼツボウ オマエノコトバ オマエノウチュウ オマエノサディズム ソノウラニアルヒクツナマゾヒズム ソレラスベテヲ テニイレタトシテモ オマエノナミダヒトツデオレハ ヤブレサッテシマウデハナイカ! 661 名前:支配 投稿日:2005/06/13(月) 21 27 30 ID fxkBnsUp 【コメント】 705 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:2005/06/22(水) 00 31 20 ID b8/OUZ4Z 1点 661 :支配:2005/06/13(月) 21 27 30 ID fxkBnsUp シット! が、馬鹿言うなくらいに飛びこんできたので、いってん。 270 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/21(火) 01 57 21 ID 7Aentzjy 661 :支配:2005/06/13(月) 21 27 30 ID fxkBnsUp 不思議読み易い。オマエと呼び掛けるのが……神とか仏とか感じる。 「支配」という題名がスマート爆弾だったか? 274 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/06/21(火) 21 19 08 ID 4W/Qtisx 661 支配 最後まで読んだら、ベタ惚れだった。。。 これも片仮名だから書けるベタな詩ですね。どことなく距離感ができるから。。 285 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/06/22(水) 08 08 17 ID xe+SkRtz 661 支配 一連目、かっこいい。これはぐっときました。 二連目最終行「ソレト」という接続詞がブレーキになってる、で、 三連目、「コトバ」「ウチュウ」という大きな範囲を指す言葉が続いて 三行目「サディズム」は考えすぎな感あり、そういう流れで四行目は完全に浮いてると思いました。 最終部分、これだとかっこつけすぎな気がしますが、三連目しだいでここの印象は変わってくると思います。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok:1点 ■▲▼ オモチャ オモチャバコノナカ ミンナオナジカオ オモチャバコノナカ ヒックリカエス トビダスミンナ トビチル ボク ボクハ オモチャ ボクハ オモチャダカラ カラダハズットツメタイママ ボクハ オモチャダカラ ウデガトレタッテイタクナイ ボクハ オモチャダカラ エイエンニエガオデイレバイイ ボクハ オモチャダカラ タノシマセルダケデイイ ボクハ オモチャダカラ ヒトノイタミヲシラナクテイイ デモ ボクモ イツカハ ナミダノナガセル ヒトニナリタイ アタタカイ ヒトニナリタイ 662 名前:オモチャ 投稿日:2005/06/14(火) 00 02 41 ID Q5Dtzt65 【コメント】 694 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/06/20(月) 03 45 06 ID XKSLZA0E 「オモチャ」「宇宙人の街角」「ジモウ」~キャラを選びましたね。でもイマイチ。 705 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:2005/06/22(水) 00 31 20 ID b8/OUZ4Z 1点 662 :オモチャ :2005/06/14(火) 00 02 41 ID Q5Dtzt65 よく意味がわかったので共感。 270 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/21(火) 01 57 21 ID 7Aentzjy 662 :オモチャ :2005/06/14(火) 00 02 41 ID Q5Dtzt65 カタカナらしい読み難さあるが、意味は流れ込んでくる。ピノキヲオモイダサセル。 ソレハセイコウ? ソレトモテヌキシッパイ? 274 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/06/21(火) 21 19 08 ID 4W/Qtisx 662 オモチャ ”いつか人間になりたい”を思い出しました。 285 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/06/22(水) 08 08 17 ID xe+SkRtz 662 オモチャ ピノキオもしくは妖怪人間べム(古すぎか)。なぜヒトにあこがれるんでしょうね? 「ナミダノナガセル」ことがステキなことだと自明にせずに、 なぜ憧れの対象になるのかを描けたらすごいですよね。 私は書けるようになってみたい、と。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok:1点 ■▲▼ カタカナタナカ カタカナタナカ カルカッタ イッタ カルカッタ イッテ ティッカバブ クッタ ティッカバブ クッテ ティッカバブ クッテ カルカッタタナカ カタカナ イッタ カルカッタタナカ カトリックニ アッタ カトリックニ アッテ カットレ カッタ カットレ カッテ カットレ カッテ カトリックタナカ カルカッタニ アッタ カトリックタナカ カタコッタカラ カタコッタカラ カッコントウ ノンダ カッコントウ ノンデ カッコントウ ノンデ カタコッタタナカ カトリックカラ カタコッタタナカ カタカナ カイタ カタカナ カイテ コンガラガッタ コンガラガッテ コンガラガッテ カタカナタナカ カタコッタ カイタ カタカナタナカ (余談。カットレはネパールの魚) 663 名前:カタカナタナカ 投稿日:2005/06/14(火) 19 15 46 ID DfFAx6CR 【コメント】 270 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/21(火) 01 57 21 ID 7Aentzjy 663 :カタカナタナカ:2005/06/14(火) 19 15 46 ID DfFAx6CR 読み易くあるも、意味感じかたし。親しみのあるような……だが。 274 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/06/21(火) 21 19 08 ID 4W/Qtisx 663 カタカナタナカ 谷川俊太郎の、”カッパ”に似すぎ。 285 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/06/22(水) 08 08 17 ID xe+SkRtz 663 カタカナタナカ ハハ、「カタコッタタナカ」。ナイス。 しかし、タナカ五段活用はおもしろいんですけど、そこに頼り過ぎですかね。 あと、もうひとびっくり欲しいかなあ。 ■▲▼ 宇宙人の街角 ニ ニ ハ ロ メハクチホドニ モノヲイワナイ クチハメヨリモ モノヲイウ ホントウニアイシテイルノニト メヲウルンデソンナコトヲイイ ハンバーガーノピクルスヲヌイテクダサイト メヲカワイテソンナコトヲイウ オレトイルコトイコール ピクルスヲヌクコトナンダロ ナミダカケル ゲンドウニナミダカケル キットキミノコタエハゼロニナル テ テ ハ ロ サヨウナラ ゴキゲンヨウ ハロー ハロー オレオマエノコトガ ホンマニスキヤネン ホンマニ 664 名前:宇宙人の街角 投稿日:2005/06/14(火) 23 21 20 ID l0xhw8WI 【コメント】 694 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/06/20(月) 03 45 06 ID XKSLZA0E 「オモチャ」「宇宙人の街角」「ジモウ」~キャラを選びましたね。でもイマイチ。 270 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/21(火) 01 57 21 ID 7Aentzjy 664 :宇宙人の街角:2005/06/14(火) 23 21 20 ID l0xhw8WI 見た感じ設計されているが……意味鳥硬し 274 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/06/21(火) 21 19 08 ID 4W/Qtisx 664 宇宙人の街角 二二ハロ の部分は良かったけど、後はカタカナである必然性を あまり感じられなかったです。 285 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/06/22(水) 08 08 17 ID xe+SkRtz 664 宇宙人の街角 この作品がカタカナで書かれなければいけない理由がない! ということを作者さんも分かっていて、それでこのタイトルなのですね。 最終連でカタカナエンジンがぬくもってきた気配があるんですけどね、 タイトルと最終連だけ残して(いい雰囲気があると思うので)、 そっからもっかい書いてみたら、おなじ作品には、作者さん、しないと思う。 ■▲▼ 今と昔 ヨシ イクゾ アイウエオカキクッケ ア オマエツマルナヨ ハハハハハハハハ コウシテワライアエテタヒビハユメナノカ イマノジダイハヒドイ ヒトハミナテヲトリアッテイキテイタ ガ イマハヒトノイノチヲトルコトヲ トマトヲツブスコトトオナジヨウニカンガエテイルヤツガオオスギル トマトハヒックリカエシテモトマト ヤッタコトハヤガテシンブンシニモノルダロウ シンブンシヲヒックリカエシテモシンブンシ ヨメナイカラッテオマエラガヤッタコトハノコッテイク トニカク ウミヘ 665 名前:今と昔 投稿日:2005/06/14(火) 23 26 12 ID 3w7OpurJ 【コメント】 270 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/21(火) 01 57 21 ID 7Aentzjy 665 :今と昔 :2005/06/14(火) 23 26 12 ID 3w7OpurJ とにかく海へ、は、理解した。ならば、とにかく海へ、…… 274 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/06/21(火) 21 19 08 ID 4W/Qtisx 665 今と昔 読みにくい。すまん 285 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/06/22(水) 08 08 17 ID xe+SkRtz 665 今と昔 なんか惜しいです。言いたいことストレートに言ったのを、 詩っぽくするためだけに最終行があると言いましょうか。 一連目と本体部分もうまくつながってるとは言いがたく。 カタカナという縛りがある今回で書くテーマじゃなかったかもしれないですね。 ■▲▼ ジモウ コトバノヨメヌヒヒトデシタ イイエハナセマス イイエナマエカケマス ケレドコマッタフウ二イウノデス ケレドナンデモナイフウニイウノデス 「ダレカハツミヲススギユルサレタトキキマスガトウボウシツヅケタワタクシニハナニモナリマセンワタクシ二ハワカラナイノデスソレヲミトメミヲユダネルコトガナラナイノデス タダシイノカダダシイノカタダシイノカタダシイノカエラベナイノデスワタシハワタシデヘイシナドデハアリマセヌカラ」 ヨゴレタボロヲマトイ カコヲサナイヒトデシタ フルエナガラジヲカク ヨメルヨウニナリマシタ 666 名前:ジモウ 投稿日:2005/06/15(水) 09 55 31 ID j4VqGufm 【コメント】 694 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/06/20(月) 03 45 06 ID XKSLZA0E 「オモチャ」「宇宙人の街角」「ジモウ」~キャラを選びましたね。でもイマイチ。 705 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. 投稿日:2005/06/22(水) 00 31 20 ID b8/OUZ4Z 1点 666 :ジモウ:2005/06/15(水) 09 55 31 ID j4VqGufm 印象に残ったので、 270 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/21(火) 01 57 21 ID 7Aentzjy 666 :ジモウ:2005/06/15(水) 09 55 31 ID j4VqGufm ジモウが、「文盲」だと、理解…直感なのは不思議だ。なにか、老人まだ年齢は 壮年なのに老人……を感じた。人生の写像関数か、 276 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/06/21(火) 22 44 40 ID 4W/Qtisx 666 ジモウ ナンカイヨンデモ ヨメナイ。。ギブアップ。 286 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/06/22(水) 08 09 10 ID xe+SkRtz 666 ジモウ 三連目の「タダシイノカダダシイノカ」はタダシイノカの誤表記でしょうか。 それとも「ダダシイノカ」ってなにかあるんでしょうか、分かりませんでした。 四連目の「カコヲサナイヒトデシタ」も分からない。過去幼い? でもまあ、以上は細かいことでありまして、問題は、全体としてよく分かんない、 ということでありまして。。。 最終行、「ヨメルヨウニ」なったのなら、そこからもうひと展開あるんじゃないだろうか。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok:1点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/522.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 青のコンビニ 597 名前:名前はいらない [] 投稿日:03/08/05(火) 05 50 ID sUoFm2Ls 僕はコンビニでバイト アタタメマスカと僕 オネガイシマスと客 ビニール袋に詰め込んだ 青い鳥 幸せになるといいな 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ きみの青 599 名前:きみのあお [] 投稿日:03/08/05(火) 07 16 ID 58K8Jvsc 深く深く深く 青く青く青い 君の青 誰も見たことのない 深く深く深く 青く青く青い 君の青 君も知らない 深く深く深く 青く青く青い 君の青 僕がいっしょにさがしてあげる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 動かぬ婆 603 名前:動かぬ婆 [nob20011@hotmail.com] 投稿日:03/08/05(火) 21 19 ID w3gwJYd6 昔々 動かぬ婆の それ は美しく 私の母を生んだそうです。 夏には浴衣に高下駄 なんぞ履きながら 必死にうどんをゆでていました。 こ洒落た爺は婆に惚れ込んで 二人で必死にゆであげた。 本物のロバに連れられた パン屋さん 僕には想像もつきませんが、 私の母を叱るタメに 布団叩きを持って 婆は走っていた。 今じゃ私の母も一人 僕は動かぬ婆が大好きだった。 時代劇では斬られて一人 斬られた刃には 死んだ赤がこびりつき 残った目には 真青の空が拡がっていた。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 青いカプセル 604 名前:青いカプセル [] 投稿日:03/08/05(火) 22 39 ID BdWDMafA 牛乳に溶かして 飲みこんだ 見失わないように 小さじ一杯もりもりと 雲はくちびるを割って 心臓からふきだしをつくるよ おなかの中で小鳥が笑い 歌になって 空気をわける ぴよぴよ しゅうしゅう いい天気 そとの雨をふくんで 血液は川のように 街へくだる からだ一枚をさかいに 星がてらてら はみ出してしまいそうで 605 名前:青いカプセル [] 投稿日:03/08/05(火) 22 40 ID BdWDMafA 私は2つのあおい国を 行き来しながら 本当は 手の中だけで ささやく あおいまぼろしだって 知ってた 明日には消化されていく光だって 知ってた けど 牛乳のうえをころがる この目には あおくしか見えなくて どうしようもなく あおいから 私はいつまでも 錠剤のむこうにある 空に手をのばして ねむりつづけている 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 色 608 名前:色 [] 投稿日:03/08/06(水) 00 18 ID P5loBGjv 青と白のストライプ 青い海と青い空 青い水着と模様の花達 世界には青が溢れています 貴方の側にも 私の側にも 様々な青がひっそりと 似合わない色はないのです 全ての色が 貴方や私や物達と 調和することが出来るのです 明るい青や優しい青や 暗い青や可愛い青や 緑っぽい青 黒っぽい青 様々な青があるのです 私や貴方がそうであるように 様々な顔があるのです 貴方は、どんな貴方ですか? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ブルー 612 名前:ブルー [] 投稿日:03/08/06(水) 01 41 ID ZBTfAtA6 ブルー それは 爽やかに憂鬱ないろ 消え入りそうに青い 空の下 碧い海の上に 孤り浮かんだ 桃色ビキニの女の子の 蒼いくちびる 長い髪も ブルーに変わって 浮かんだり 沈んだり 白い雲 にっこり消えてく 濃い群青に 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 世界 613 名前:世界① [sage] 投稿日:03/08/06(水) 01 59 ID UwaQ1cFk そらとうみの あわせ鏡の あっちとこっち もうここには Lineは無くて 見上げれば一羽の うみねこが 614 名前:世界② [sage] 投稿日:03/08/06(水) 01 59 ID UwaQ1cFk かれの翼に 覆われて 太陽はだいちから隠され テトラポットの上に 立つ僕は そらとうみの間で 泣く。 この涙はいつか アンドロメダを包む ガスや、塵。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 青夜夢 615 名前:青夜夢 [sage] 投稿日:03/08/06(水) 02 31 ID RuTJI942 ある夜、僕が家族でキムチ鍋をつついていると、 鍋から突然びしょぬれのおじさんが出てきた。 腰あたりまで出てきたところで、おじさんは、 上を向いて、口を尖らせ、何かを吹き出し始めた。 よく見ると、おじさんが吹き出しているものは、青い金魚だった。 青い金魚達は床にたどり着くと、バシャンと壊れて、 そこの畳が青く染まった。 おじさんを見ると、オルゴールの天使みたいにくるくる回りながら、 四方八方に金魚を吹き出していた。 小一時間もすると、6畳の居間は、 ヒタヒタと金魚の液であふれた。 家族はみんな立ち泳ぎをしていたが、 カナヅチな父はどこからか浮き輪を見つけてきて、 それに体を入れていた。 僕はエイッと気合を入れ、青の中に潜った。 青の中では、さっきまで畳だった床は砂や岩に変わっていて、 銀色の魚や銀色の猫や、銀色の犬、鳥、猿が、 気持ちよいのか悪いのか、ひたすらに泳ぎ回っていた。 その中に僕は青い眼をして、赤いドレスを着たフランス人形を見つけた。 僕は息が苦しくなり、青から顔を出した。 するとさっきまでの青はいつのまにか消え、 くるくると金魚を吹き出すおじさんも消え、 みな平然とキムチ鍋をつついていた。 だけど僕は知っていた。 さっきのフランス人形には、うっすらと産毛が生えていたんだ。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 青色異星人 616 名前:青色異星人1/3 [sage] 投稿日:03/08/06(水) 13 57 ID v4PSOrG0 息苦しくなるほどの青に 僕はおぼれている 青に 夢を見た。 あの子が無邪気なまま凶器を振り回している夢 狂ったように笑いながら周りの異星人を攻撃してる夢 凶器からは青い液体が滴り落ちていて、 「ねえ、会える?」 どうしようもないほど誰かに会いたくなったんだ だから誰でも良かったんだよ君じゃなくても良かったんだよ 夢よりは穏やかに笑う君 夢よりは疲れてしまった顔をしている君 617 名前:青色異星人2/3 [sage] 投稿日:03/08/06(水) 13 57 ID v4PSOrG0 「僕はね、そう言う夢を見たんだ」 「へえ、そうなの」 「君がとてもきれいでさ」 「へえ、そうなの」 「異星人が死んでいってさ」 「へえ、そうなの」 「君は誰?」 「へえ、そうなの」 618 名前:青色異星人3/3 [sage] 投稿日:03/08/06(水) 13 58 ID v4PSOrG0 僕はただ疲れていて(熟睡できなかったからね) どうでもよくって 君の爪が青いとか君の犬歯がいつもより長いとか君の肌が青いとか そういうことは だからいつものようにベッドの中で君とキスしてセックスして寝た 夢の中で僕は彼女を殺して、彼女は青い体液を撒き散らして死んだけど やっぱりそんなことはどうでも良かった 明日は晴れるかな? 君の爪と同じ色をした空になるかな? ぼくはあおいろにそまっていた きみといっしょに 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/124.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 お題 味 開催期間 2002/09/18~2002/09/27 参加作品数 20 審査員 4人 本スレ 3の439-513 議論スレ 3の441 【チャンプ】 河童(犬大好き):4点 【準チャンプ】 浄土:3点 たわむれ:3点 醸造:3点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 449 無題 - - 450 大都吟味 - 2 451 感謝の気持ち - - 452 ケムリ - - 453 自作迷宮 - - 454-455 味を秘める - 1 459 ○種類別名称:乳飲料 - - 460-461 感覚嗜好 - 2 465 ミミミ - - 466-467 浄土 - 3 468 記憶の音楽再生 - 1 470 欲美人 - - 471 無題 - 2 472-473 I was dead - - 474 たわむれ - 3 475-476 河童 犬大好き 4 477 醸造 - 3 479 chemical - - 482-483 柘榴 - 2 485 秘密の味 - - 【審査員】 微熱くん ◆/504x/.Q 霧都 ◆LWQf3H.k Canopus ◆j1h.j3e. 撫子さん ◆eEr7LE3I 【採点レス】 500 名前:微熱くん ◆/504x/.Q [] 投稿日:02/09/26 04 42 ID eDchVRvk チャンプ候補 474 3点 次点 477 2点 次点 471 1点 505 名前:霧都 ◆LWQf3H.k [sage] 投稿日:02/09/26 23 28 ID PduBZOwQ 450 大都吟味 → 2点 466-467 浄土 → 2点 475-476 河童 → 2点 482-483 柘榴 → 2点 506 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/09/27 00 26 ID 8nvdiM31 460-461 2点。 454-455 1点。 466-467 の1点。 475-476 1点。 477 1点。 508 名前:撫子さん ◆eEr7LE3I [] 投稿日:02/09/27 01 11 ID cDxicKqM 468「記憶の音楽再生」=1点 471「タイトルぐらいつけなちゃい!★」=1点 475-476「河童」=1点 作品 ■▲▼ 無題 449 名前:無題[sage] 投稿日:02/09/18 21 46 ID 6aVOUrMs ロマネの価値を知り ボジョレ解禁を待ち キャビアはカスピ海 三陸から蠣を取り寄せ 輸入物の松茸は食わず 牛は松坂 鰹は初物に限るといい 女も初物がいいと宣う ジョークは年代物 あなたが知っているのは金の味 僕が知っているのは嫉妬の味 所詮 一つの木にぶら下がる秋の柿 落ちてしまえばカラスすらつままない 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 大都吟味 450 名前:大都吟味[sage] 投稿日:02/09/19 01 40 ID bqIs+SQT 擦り減った影に ふわりと重ねた影 鼻につく硝煙に 振り返えったのは 嘘みたいな 耀き浴びて 綻びた 一つの標識が 其処に在ったから 薄暗く狭い 小路を潜り抜けると 吐き出した息が 宙に吸い込まれる ぽろぽろと 零れ落ちた垢 雑踏に潰された 紅い実から 流れ出す滴を おもむろに包み 呆然と 食指を動かす 舌先で 濁った幻覚混じりの 景色を肴に 乾いた喉を 癒す様に 舐め回した 甘ったるい匂いとは 裏腹に 真っ黒に淀んだ 苦さで満たされて ああ 理に惑うのは 仕方が無い事だ と 改めて 地べたを這う己に 言い聞かす 世界が酷く美しかったのは きっと 影のせいだ なんて 嘲笑を飛ばし 誰が 削り落としていたのかを 思い返しながら 舌に残った 苦味を 唾で濡らして 滑り込んだ 胃袋の中 皮肉な声を上げて 今も 匂いの続きを 嗅いでいる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 感謝の気持ち 451 名前:感謝の気持ち[] 投稿日:02/09/20 01 17 ID gzv9v3NU 一人暮らしの念願かなった入学当初 買い揃えた真新しい調理道具で 毎日毎日夕飯を作っていた頃が 今では懐かしく感じられます 味噌の賞味期限を見てみれば 平成12年7月まで 所詮僕は甘えん坊で 一人で生活する能力など 備わっていなかったのかもしれません 洗った服と今日来た服は ごっちゃになって部屋の隅 3年間お盆も正月も 自宅に帰っていません あなたの顔を見ていません ギャンブル三昧そして留年 こんな親不孝の息子ですが 芋の煮っころがしが食べたい そう思った昨日の夜 体重が10キロ減って髭も伸びて 人相も大分変わったけれど あたたかい笑顔で迎えてくれて ありがとう お母さん 食卓に並ぶ料理の中には やっぱり芋の煮っころがし ありがとう お母さん 明日肩を揉ませてください 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ケムリ 452 名前:ケムリ[] 投稿日:02/09/20 15 40 ID PpP26ffm ゆぅらり 昇る紫煙を 味わい 飲み込む 苦い 溜め息と 共に ごくん 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 自作迷宮 453 名前:自作迷宮[] 投稿日:02/09/20 18 00 ID 6f8g9S4d 天の雲より伸びし糸、其の先には一滴の雫 其れは大きさを増し糸を離れる 私はあんぐりと口を開け水滴を受け止める 得体は知れないが何の躊躇いも無い 微かに広がる味、其れにより引き戻される曖昧な思い出 記憶の歯車が一斉に動き出し脳を刺激するそして衝撃 体は硬直し仁王立ちでしっかりと大地を踏んでいる あぁ・・・あの時の・・・・そうか、そうなんだ・・・・ 面白いじゃないか 天の雲より伸びし糸の雫よ 次は私にどの味を思い出させる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 味を秘める 454 名前:味を秘める[] 投稿日:02/09/21 00 26 ID PLT4OVYq 幼い私は いつも世界に向かって 口を開けていたっけ 父のオートバイの後ろ 震動に乗って なまぬるい夜風を押し分けて ヘルメットに顔面を守られながら ぼうっと月を見上げているのが好きだった それでもコガネムシはなぜか ヘルメットの下から飛び込んできたっけ 木のような味だった お庭の芝生 寝っ転がって 雲から出たり隠れたりする お陽さまと向き合って なんにも考えない時間が好きだった 庭石の上から 生アマガエルが飛び込んできたっけ おしっこの味を初めて知った 455 名前:味を秘める(2)[] 投稿日:02/09/21 00 28 ID PLT4OVYq 今は私 口を開けてはいないけれど それでも内側で感じる味がある 世界を遮断したアパートの一室 大きなステレオ装置からは あの日の月のような音楽 膝の上に開いた文庫本からは あの日の太陽のような詩 口を開けば これまで味わった さまざまな味が 呼吸とともに出て行って 呼吸とともに戻ってくる 雨の響きのようなシャワーの音も 私の口の中から出てきて 今そこにあるのかもしれない しかし浴室から姿を現すだろう男は 生まれて初めて味わう男だ 市販のアイスキャンディーのような恋をしてきた それは溶けて今は色を変えつつあるアメーバ 私はこれから彼の肉体を舐め 私の知らない彼の顔を噛る コガネムシよりも生アマガエルよりも おかしな味がするかもしれない 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ